その人によっての贅沢な時間はそれぞれあると思う、美味しい料理をたらふく食べる、景色のいい場所へ行き写真を撮る、知らない場所、知らない世界へ旅をする。
。野音でチャーを聴きながらビールを呑む。これがささやかな贅沢なのです。日比谷野音という場所が特別の場所であるということ、東京のど真ん中にありながら、自然がある。それだけでも贅沢なのにそこには最高の音楽がある。
開演までは日比谷公園をぶらぶら歩く、BGMは、ディランとザ・バンドのライヴだ。入場の列が途切れたのを見計らって、ぼちぼち入るか、会場の一番後ろからステージが見える。今日も持ち込み自由なのですでにそこいらで乾杯している姿がある。
BGMはボブマーレイ、なんてイカした演出なのだ。曇り空の涼しい中、ゆる〜いレゲエの中、座席は通路を前にしたハジの席で中間くらいかな、かなりみやすい、何よりトイレに行きやすい(笑)ああ、ワインが飲みたいな、雨男には珍しく今日は降らない。
定刻通り、主役が登場、これからツアーということなので詳しい曲目は控えますが、空気だけ伝えたい。ゆっくりギターを手にした主役はまるで自分の部屋のような佇まい、多分今日本でもっとも野音が似合うアーティストじゃないかな?
会場のオーデイエンスもそれぞれに楽しみ予定調和的なノリもなく、ああ、チャーのソロライヴはこんな感じなのだ。とまさにFreeということばがぴったりのステージ、ときおり、演奏の合間にコオロギの鳴き声か、虫の音がこれまた、秋を感じさせてくれる。そして、チャーがストラトを構えた。なんて贅沢なのだ。
ネタバレご注意
コンサートの中盤すでに告知のあった、ミッキー吉野ゴダイゴが登場、ここからのセッションは最高でした。かげろう、では観客が歌い踊り、小島さんとのキーボードバトルも凄まじく、モンキーマジックのフレーズも嬉しいプレゼント。野音ゆかりの懐かしいお話も、ああこの場所にいるんだな感慨深い
ここでお待ちかね、実はチケットをオーダーしてからの嬉しい発表だったので、勿体無い贅沢でした。チャボさんを野音を見るのはいつ以来かな?チャボバンド、清志郎ロックンロールショー、のんとのジョイント流れ、やはり野音の似合う男の登場で会場は爆発した。
アルバムchabo から雨、二人のギターバトルが冴え渡る、まるでギター兄弟のよう、間違いなく僕ら世代の二大ギターヒーロー憧れだ。そんなお二人とセッションしている、kyOn さんはすごいな、なんて考えていたら、don’t stop、これまたストーンズだ、
そして、まさかの いい事ばかりはありゃしない もう何回もここでrcで聴いたナンバー、当然、キヨシ来てたよねえ。まさに怒涛の時間は終わりへ向かう。
いよいよクライマックスは、やはりここで聴きたい定番二曲、shine you shine meもう間違いなく、ジョニーもマーちゃんもいただろうな、オーデイエンスの揺れ具合がみていて心地いい、smokyもうこの曲がここで秋の夜長に聴ける、最高の贅沢じゃないか?
しかしまだまだ終わらない、密かに聴きたかったナンバー、まさに野音のテーマ、空模様のかげんが悪くなる前に
今日は珍しく雨は降らなかったから、この歌染み入りましたね。そこにチャーがいて、バンドがいて、ミッキー吉野さんがいる。なんて夜だ。
誰もが予想はしていたが、やはり期待もしていた、だけどないかな、いやあった嬉しいなあ、ok chabo
雨上がりの夜空に
ジンライムのようなお月様は笑っていた。もう何回も聴いた、歌った、踊った、この日は何か特別な歌になった。
いやあ、なんて贅沢なのだ。オリオンから始まり、レゲエからの神様のストラト、最後は雨上がりだ。最高の夜ありがとう。
今年は5月のスライダーズに続いてここにこれた。感謝だ。こんな素敵な夜から現実に戻れないが、明日はスタジオ収録です。そう番組があります。なんてぼんやり考えながら、野音ありがとう。チャーさん、ありがとう、チャボさん、ありがとう。
贅沢なロックナイト、野音に感謝だ。